NVIDIAアプリにゲーム性能低下の不具合。NVIDIAが対処方法を発表。簡単な設定で回避可能
NVIDIAアプリのせいでゲーム性能が低下するという不具合が発生しています。
X (旧Twitter)ユーザーのSebastian Castellanos氏によると、NVIDIAアプリをインストールしていると、ゲームのフレームレートに以下のような低下を引き起こすとのこと。
NVIDIAアプリのインストール後に225 fpsから184 fpsへと下がった
NVIDIAアプリをインストールしていない状態だと『黒神話:悟空』において、225 fps出るところ、NVIDIAアプリをインストールしていると184 fpsにまで下がり、Sebastian Castellanos氏は「NVIDIAアプリのせいで15%以上もパフォーマンスが下がった」と述べています。
海外メディアのTom’s Hardwareが本件について調査を行ったところ、NVIDIAアプリをインストールしていると、同様にゲーム性能の低下が見られました。
1080p / 中画質環境において、『アサシンクリード ミラージュ』で8.7%、『バルダーズ・ゲート3』で2.7%、フレームレートが低下しました。
本不具合について、NVIDIAは日本時間で2024年12月17日に以下のアナウンスをしました。
NVIDIAアプリにおいて、ゲームフィルタに関するパフォーマンスの問題が報告されており、現在、調査を行っています。問題が解決するまでの間、NVIDIAアプリの『設定』 → 『性能』 → 『オーバーレイ』 → 『ゲームのフィルタと写真モード』をオフにしてください。ゲームを起動している場合はゲームを再起動してください。 ― Tim@NVIDIA |
NVIDIAアプリの設定
『ゲームのフィルタおよび写真モード』を無効に
NVIDIAによると、この不具合はNVIDIAアプリの『ゲームのフィルタおよび写真モード』機能に起因しているとのこと。そのため、一時的な対処方法としてこの機能をオフにするよう案内しています。実際にこの機能をオフにしたことで、本不具合は解消し、フレームレートが元に戻ったとの報告が出ています。
NVIDIAアプリをインストールしていて本不具合にお困りの方は『ゲームのフィルタおよび写真モード』のオフをお試しください。
すでにどこに原因があるのか特定されているため、そう遠くないうちに修正されることが期待されます。