NVIDIA、2028年までのAI GPUロードマップを公開。新アーキテクチャ『Feynman』。GeForceも当てはまる?
NVIDIAは、GTC 2025にて、2028年までのAI GPUのロードマップを公開しました。それがこちら。
2025年現在、GeForce RTX 5000シリーズもAI GPUもBlackwellアーキテクチャが主流です。AI GPUにおいては、2025年後半以降にBlackwellのアップグレード版となるBlackwell Ultraの投入が予定されています。
そして、2026年には新世代アーキテクチャRubinが、2027年にはRubinのアップグレード版となるRubin Ultraが予定されています。
ここまでのロードマップは、2024年時点ですでに判明していました。
今回、新たに、2028年のアーキテクチャ名が公開されました。2028年はFeynmanと呼ばれるAI GPUの投入が予定されています。このネーミングは、アメリカの物理学者Richard Feynman (Richard Phillips Feynman)にちなんで名付けられています。
GTC 2025ではFeynman GPUの詳細については語られておらず、現在判明しているのはそのネーミングと登場時期のみです。また、BlackwellやRubinにはある『Ultra』モデル、Feynman Ultraの存在についても語られていません。
PCゲーマーとして気になるのは、これらのアーキテクチャがGeForceにも採用されるのかどうか、といったところでしょうか。もし、Blackwellと同様に採用されるとすれば、GeForce RTX 6000シリーズはRubin、GeForce RTX 7000シリーズはFeynmanとなるでしょう。
なお、NVIDIAはゲーム用GPUとAI用GPUとでアーキテクチャをわけることがあるため(例えばPascalとVoltaのように)、実際にこうなるかどうかは定かではありません。
ただ、Turing (GeForce RTX 2000シリーズ)以降は共通したアーキテクチャを使用しているため、そのままGeForceにも採用される可能性は高いかもしれません。