MSI、0x12BマイクロコードBIOSを公開。Intel第13~14世代CPUの不具合に対処
MSIは、Intel第13世代および第14世代CPUの不具合に対処した0x12BマイクロコードBIOSアップデートを公開しました。
先日、Intelにより、第13世代および第14世代CPUが不安定になる不具合(通称: Vmin Shift)の原因の1つが新たに発表されましたが、それを修正するには0x12Bマイクロコードを内包したBIOSアップデートをIntel 600 / 700シリーズチップセットマザーボードに適用する必要があります。
MSIは、2024年9月26日付け(現地時間)で一部マザーボード向けに0x12BマイクロコードBIOSアップデートをリリースしました。現時点でリリースが確認されているのは以下のB760 / Z790マザーボード。
- PRO B760-P WIFI DDR4
- PRO B760-P DDR4
- PRO B760-P WIFI
- PRO B760-VC WIFI
- PRO B760-VC
- PRO B760-VC WIFI II
- PRO B760-VC WIFI IV
- PRO B760-VC WIFI HS BULK
- Z790MPOWER
0x12Bマイクロコードを適用しないと、いずれ第13~14世代CPUが劣化・破損する恐れがあるため、なるべく早めの適用が推奨されます。
現時点では、まだリリースされている製品は少ないですが、今後、順次、ほかのメーカー・マザーボード製品にもリリースされるでしょう。
なお、0x12Bマイクロコードは、あくまでもCPUが劣化することを防ぐものであり、すでに劣化してしまったCPUを直すことはできません。すでにお使いのIntel第13~14世代CPUが不安定な状態に陥っている場合は、根本的に解決するには返品・交換するしかありません。