マザーボードの販売台数、前年比で20~30%減か。需要の低下などが影響
2022年のマザーボードの販売台数は、前年比で20~30%ほど減少する模様です。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
ほとんどの自作PCとショップPCは、ASUS、ASRock、Gigabyte、MSIなど、台湾メーカーのマザーボードとグラフィックスカードを使用している。これらの企業は、ゲーミングPC市場の成長とマイニングブームの恩恵を最大限享受している。 しかし、マイニングブームの終了に伴って、多くの台湾メーカーは2022年の見通しを修正した。 DigiTimesによると、台湾メーカーのマザーボードの売り上げは、前年比で20~30%の減少が見込まれているという。現在、ASUSは2022年の出荷台数予測を1400万台に、Gigabyteは900万台へと減らしている。 消費者向けPCの需要は低下しており、IDC調べによると2022年のPC出荷台数は前年比で8.2%減が見込まれている。DellやHP、Lenovoなどの大手PCブランドは需要の低下に苦しむことになりそうだ。 しかし、高級マザーボードやグラフィックスカードを供給する台湾メーカーは、より大きな打撃を受けるだろう。台湾メーカーは、グラフィックスカードの販売と、高級マザーボードの価格を大幅に引き上げたことで利益を得た。高いインフレ率や需要の低下、昨今の情勢などを踏まえ、売り上げの落ち込みは非常に大きくなることが見込まれる。 [Source: Tom’s Hardware] |
マザーボードの売り上げが落ちるということは、必然的にCPUやメモリなど、その他のパーツの売り上げにも影響を及ぼすでしょう。
また、一次ソースのDigiTimesでは、マイニングブームの衰退によりグラボの売り上げも大きく落ち込むことが見込まれているとも報じられています。