Windows11 24H2のセーフガードが1件緩和。壁紙アプリとの互換性の不具合に新たな措置
Microsoftは、Windows11 24H2のセーフガードを1件、緩和したことを発表しました。
Windows11 24H2にはリリース当初から、一部の壁紙カスタマイズアプリケーション(以下、壁紙アプリ)をインストールしていると、壁紙アプリが起動しなくなったり、正常に動作しなくなるという互換性の不具合があります。さらに、デスクトップからアイコンが消えたり、仮想デスクトップが正常に動作しなくなるなどの不具合も発生する場合があります。
この互換性の不具合はWindows側では修正できず、壁紙アプリ側で解決(Windows11 24H2に対応)する必要があります。
そのため、この不具合の影響を受けるWindows11 PC環境には、Windows Update経由でWindows11 24H2がインストールされないようセーフガード(セーフガードID: 52754008)が適用されていました。
2025年4月11日付け(現地時間)でのMicrosoftの発表によると、このセーフガードを緩和し、段階的にセーフガードの解除を開始したとのこと。
また、本不具合への新たな措置として、不具合の影響を受ける環境にWindows11 24H2のインストールを行うと、壁紙アプリのアンインストールを求めるメッセージが表示されようになりました。メッセージが表示される場合は、壁紙アプリをアンインストールするか、壁紙アプリの最新バージョンでは互換性の不具合が解決している可能性があるため、アプリのアップデートを試すようMicrosoftは案内しています。
例えば、有名所の『Wallpaper Engine』なんかは、2025年2月にリリースされたバージョン2.6でこの不具合が解決しています。