早くも悪用。AIによるイラスト生成サービスmimic (ミミック)。否定的な意見が大多数を占める
AIによるイラスト生成サービスmimic (ミミック)が始まりました。
mimicとは、最小15枚、最大100枚の”自作”の絵をアップロードすることで、AIがその特徴を学習し、イラストレーターに似た絵柄を出力するというWebサービス。例えば、以下のようになります。
上がイラストレーター本人によるイラストで、下がAIによるイラスト。かなりの高精度で作者の特徴を捉えています。
冒頭にも述べましたように、このサービスはあくまでも”自作”のイラストのみを対象としています。例えば、自分の好きなイラストレーターの絵を勝手にアップして生成することは規約違反とされており、ガイドラインには以下のように記されています。
他人のイラストを勝手にアップロードしないでください。必ずあなたが描いたイラスト、もしくは権利を保有しているイラストをアップロードしてください。権利侵害を発見した場合はアカウントの停止・捜査機関への情報提供など、然るべき措置を講じます。 |
しかしながら、ガイドラインを無視された場合が問題です。mimicを悪用して権利者に無断でよくできたコピーが生成・量産されると、イラストを生業としている人にとっては死活問題になりかねません。
ツイッター上では、不正利用かどうかの具体的な判別をどうやるのか、自分の絵が無断使用された場合の責任はどうなるのかなど、さまざまな懸念の声が出ており、mimicに対して好意的な意見よりも否定的な意見が大多数を占めています。
また、すでに、他人の絵をアップしてmimicの悪用を公言している人物も現れています。
このような事態に、mimic側はどう対処していくのでしょうか。