Microsoft、Windows11へのアプグレ通知をさらに多くの環境へと展開。全4ページ見ないと閉じられないうざい通知
Microsoftは、Windows11へのアップグレードを促すフルスクリーン通知を、より多くの環境へと展開することを発表しました。
以前から、Windows11へのアップグレード対象のWindows10 PCには、以下のようなフルスクリーン通知が表示される場合がありました。
2024年2月28日付けでのMicrosoftの発表によると、2024年4月のセキュリティ更新プログラムをインストールすると、以下のOS環境でもPCの再起動後に上記通知が表示されるようになるとのこと。
- Windows10 ProおよびPro Workstationが対象
- ドメインやクラウンドドメインに参加しているPC
- Microsoft Intune、Configuration Manager、Windows Autopatch、その他のサードパーティの管理ツールなどを使用して組織・企業・IT部門等により管理されていないPC
このフルスクリーン通知の表示について、Microsoftは以下のように述べています。
Windows Updateの管理をMicrosoftに任せている方に朗報です。ドメインやクラウドドメインに参加していて、組織に管理されていないビジネス環境のWindows10ユーザーにも、Windows11への無償アップグレードの案内メッセージが表示されるようになります。これは、組織の保護と生産性の維持を支援するという私たちの使命の一環です。 Windows11へのアップグレードの案内メッセージは、通常、PCの再起動後に表示されます。組織・企業・IT部門等により管理されていないWindows10 ProおよびPro Workstationが対象です。通知が表示されたら、Windows11へとアップグレードするか、Windows10に留まるかを選択できます。 |
Microsoftは何を勘違いしているのか、このフルスクリーン通知を「朗報」だとか「使命」と捉えているようです。この通知はめちゃくちゃしつこく、全4ページを最後まで表示させないと閉じられません。Windows11にする気がなく、すぐにでもWindows10のデスクトップを表示させたい人にとっては、ただただイライラするだけの迷惑な通知です。
この通知が表示されるようになるのは明らかに「悲報」であり、生産性を下げることになります。また、Microsoftは、この通知を表示させないオプションを用意していません。
無償でOSのアップグレードを受けられること自体は良いことだと思います。しかし、このようなしつこくうざい通知は望んでいません。少なくとも筆者は。