Microsoft、『Microsoft Copilot』アプリを誤って配信。対象外のPCにまでインストール [Update 2: Windows11 / 10からもやっと削除]
Microsoftは、『Microsoft Copilot』アプリを誤って配信したことを発表しました。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/4/18] ① Windows Server 2022からは削除されました。記事下部に続報を加筆。 [2024/4/30] ② Windows11 / 10からもやっと削除されました。記事下部に続報を加筆。 [2024/6/17] [New] |
対象外のPCに『Microsoft Copilot』アプリを誤配信
2024年3月28日以降にリリースされたMicrosoft Edge バージョン123.0.2420.65をインストールすると、同時に『Microsoft chat provider for Copilot in Windows』というMSIXパッケージがインストールされ、『設定』 → 『アプリ』 → 『インストールされているアプリ』に『Microsoft Copilot』アプリが表示される場合があります。
このアプリは、将来的にCopilotを有効化するためのもので、本来であれば一部のPC環境を対象に配信されるはずが、Windows ServerなどCopilotをインストールしたり有効にすることを意図していない環境にも誤って配信されました。
この不具合の影響を受けるOSは以下。
- Windows11 バージョン23H2、22H2、21H2
- Windows10 バージョン22H2
- Windows Server 2022
Microsoftは不具合の解決に取り組んでおり、誤って配信された環境からはいずれ『Microsoft Copilot』アプリが削除されます。
なお、このアプリがインストールされたからといって、対象外のPCにCopilotがインストールされたり有効になることないとのことです。
Update 1: Windows Serverからは削除 [2024/4/30]
2024年4月26日付け(米国時間)でリリースされたMicrosoft Edge 124.0.2478.67(以降)をインストールすると、Windows Server 2022上から『Microsoft Copilot』アプリが削除されます。
Windows11やWindows10は、今後のアップデートで削除が予定されています。
Update 2: Windows11やWindows10からも削除 [2024/6/17] [New]
2024年6月13日付け(米国時間)でリリースされたMicrosoft Edge 126.0.2592.56(以降)をインストールすることで、Windows10やWindows11上からも『Microsoft Copilot』アプリが削除されます。
これにより、やっとすべてのWindows上から『Microsoft Copilot』アプリが削除されました。