Microsoft、KB5034441の現状をアナウンス。改善予定
Microsoftは、KB5034441の現状についてアナウンスしました。
KB5034441とは、2024年1月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用のセキュリティ更新プログラム。配信日以降、多くのPC環境で0x80070643エラーでインストールに失敗するため、ネット上ではちょっとした騒ぎになっています。
しかも、このエラーの回避策というのが、回復パーティションサイズをコマンドプロンプトから手動で変更するという一般ユーザーには難しい操作が必要なため、「一般ユーザーにこんなことをさせるのは非常識だ」などの苦情が多数出ています。
そんなKB5034441について、Microsoftは2024年1月12日付け(現地時間)で以下のアナウンスをしました。
▼不具合概要 Windows回復環境のパーティションに十分な空き容量がない場合、KB5034441のインストールに失敗し、以下のエラーが表示される場合があります。
(備考: Windows Server 2022用はKB5034439、Windows11 21H2用はKB5034440) ▼回避策 この不具合を回避してKB5034441をインストールするには回復パーティションサイズを増やす必要があります。回復パーティションには250MBの空き容量が必要です。回復パーティションサイズを変更する方法については以下のページの手順をご覧ください。
▼今後の予定 現在、この不具合の解決に取り組んでいます。今後のリリースでアップデートを提供する予定です。 [Source: Microsoft] |
Microsoftは、手動で回復パーティションサイズを変更する以外に、何かしら別の手段でアップデートできるよう改善を予定しているようです。
現在、KB5034441をインストールできずにお困りの方は、無理して回復パーティションサイズをいじってまでインストールしようとせずにしばらく待った方が良いでしょう。
2024/5/2追記
Microsoftは不具合の修正を諦めました。詳細は以下の記事をご覧ください。