Microsoft、コントロールパネルの非推奨を撤回か。文言が書き換えられる

WindowsUpdate

Microsoft、コントロールパネルの非推奨を撤回か

先日、Microosftは同社Web上でいずれ『コントロールパネル』を非推奨にすることを明らかにしました。しかし、その文言が書き換えられました。

書き換えられる前の内容が以下。

書き換え前

コントロールパネルは、Windowsに古くから搭載されている機能です。各種設定を操作するための一元化された設定場所で、時刻や日付、ハードウェア設定、ネットワーク設定など、さまざまなオプションを調整できます。しかし、今ではよりモダンで合理的なエクスペリエンスを提供する『設定』アプリに取って代わられ、コントロールパネルは非推奨となる過程にあります。

Tip: 互換性の理由と、まだ移行されていない一部の設定項目にアクセスできるようにするため、コントロールパネルは引き続き存在しますが、可能な限り『設定』を使用することをおすすめします。

― Microsoft

書き換え前の内容は「コントロールパネルが非推奨になる過程にあります」と記されており、いずれ非推奨になることを明言しています。機能が非推奨になると、最悪、その機能は削除・廃止されて使えなくなる場合があります。

しかし、この内容が以下のように書き換えられました。

書き換え後

コントロールパネルは、Windowsに古くから搭載されている機能です。各種設定を操作するための一元化された設定場所で、時刻や日付、ハードウェア設定、ネットワーク設定など、さまざまなオプションを調整できます。コントロールパネルの設定は、よりモダンで合理的なエクスペリエンスを提供する『設定』アプリに移行中です。

Tip: 互換性の理由と、まだ移行されていない一部の設定項目にアクセスできるようにするため、コントロールパネルは引き続き存在しますが、可能な限り『設定』を使用することをおすすめします。

― Microsoft

書き換え後、「コントロールパネルが非推奨になる過程にあります」という一文が削除されました。

ただ、依然として「互換性の理由と、まだ移行されていない一部の設定項目にアクセスできるようにするため、コントロールパネルは引き続き存在します」という怪しい文言は残っており、互換性の問題が解決してすべての設定項目が『設定』アプリに移行した後にどうなるかはわかりません。しかし、少なくとも「非推奨になる過程にあります」という一文は削除されたため、このまま『コントロールパネル』が残り続ける可能性は高まったと言えます。

『コントロールパネル』古くからWindowsにあり、『設定』よりもこちらの方に使い慣れていて「なくなっては困る」という人は多いはずです。あっても困らないものなら、削除・廃止したりせず、ぜひとも残し続けてもらいたいところです。

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Posted by にっち