Microsoft、Windows10用の古い更新プログラムを大量削除。Microsoft Updateカタログからダウンロードできなくなる
Microsoftは、Windows10用の古いセキュリティ更新プログラムを大量に削除しました。
古いセキュリティ更新プログラムのKBページには「2023年9月12日時点で、このKBは、Windows Update、Microsoft Updateカタログ、その他のリリースチャネルからは入手できなくなりました」といった注意書きが追加されて、ステータスが『No longer available』(使用できなくなりました)へと変更されました。
『No longer available』となったセキュリティ更新プログラムは、Microsoft Updateカタログから削除されて、ダウンロードできなくなりました。
Microsoft Updateカタログで検索してもヒットしない
調べたところ、以下の日付以前のセキュリティ更新プログラムがMicrosoft Updateカタログから削除されていました。(日付は現地時間。日本時間から-1日)
- Windows10 22H2 / 21H2 / 21H1 / 20H2 / 2004
2022年2月8日以前 - Windows10 1909 / 1903
2022年5月10日以前 - Windows10 1809 / Windows Server 2019
2022年8月9日以前 - Windows10 1803
2021年2月9日以前 - Windows10 1709
2020年6月9日以前 - Windiws10 1703
2020年6月9日以前 - Windows10 1607 / Windows Server 2016
2022年3月8日以前 - Windows10 1511
2017年10月10日以前 - Windows10 Initial Version
2022年8月9日以前
Windows10 22H2系列は、2022年2月以前のセキュリティ更新プログラムが削除されていました。2022年3月~2023年3月のセキュリティ更新プログラムのKBページにも『No longer available』(使用できなくなりました)と記されていますが、2023年9月25日時点ではまだMicrosoft Updateカタログから削除されておらずダウンロードできます。
今後、古くなったセキュリティ更新プログラムは順次削除されていくものと思われます。もし、何かしらの理由で取っておきたい更新プログラムがある場合は、早いうちにダウンロードしておいた方が良いかもしれません。
なお、プレビューリリースに関しては、使用できなくなった旨は記されておらず、すべてダウンロードが可能です。また、この大量削除はWindows10だけで、Windows11用はセキュリティ更新プログラムもプレビューリリースもすべてダウンロードが可能です。