Microsoft、Recallのリリースを再び延期
Microsoftは、Windows11向けAI機能『Recall』のリリースを再び延期したことを明らかにしました。
Recallとは、Windows11上のあらゆる操作のタイムラインをスクリーンショットで保存し、過去のデータ(アプリケーション、Webサイト、ドキュメントなどあらゆるもの)にアクセスできるAIタイムライン機能。
しかし、Recallが取得したデータを簡単に解析できることが問題となり、セキュリティの見直しなどを行うため、リリース時期が延期されました。まずは2024年10月にWindows Insider向けにリリースが予定されていましたが、2024年11月1日となった今になってもリリースされていません。
Recallのリリース時期について、MicrosoftのシニアプロダクトマネージャーであるBrandon LeBlanc氏は、海外メディアのThe Vergeを通じて以下のように述べています。
私たちはRecallを、安全で信頼できる体験として提供することをお約束いたします。重要なアップデートを確実に提供するため、Windows Insider向けにリリースする前にさらに時間をかけてエクスペリエンスを洗練させています。当初は2024年10月にRecallのリリースを予定していましたが、12月までにCopilot+ PCのWindows Insider向けにプレビュー版をリリースいたします。 ― Microsoft, Brandon LeBlanc |
Microsoftによると、2024年12月までにCopilot+ PC要件を満たしたWindows11 Insider Preview環境にプレビュー版Recallをリリースするとのこと。Insider Previewではない一般環境へのリリース時期についてはまだ明らかにされていません。