Edgeで開いた画像がMicrosoftに送信されるプライバシーリスク。無効化方法あり
Microsoft Edgeで表示した画像が、Microsoftに送信されるというプライバシーリスクが発生しています。
Microsoft Edgeには、『Microsoft Edge で画像を補正する』という機能が内蔵されており、この機能はデフォルトでオンになっています。この機能により表示された画像が補正されて、より鮮明に表示されるようになりますが、この機能が有効になっていると、表示した画像がMicrosoftに送信されることが判明しました。
これまで、Microsoftは、この機能にそのような説明を記していませんでしたが、Microsoft Edge Canary版で以下の説明を追加しました。
「画像のURLは、超解像度を提供するためにMicrosoftに送信されます」
Microsoft Edge Canary版では「画像のURLは、超解像度を提供するためにMicrosoftに送信されます」と説明されています。説明では「画像のURL」と書かれていますが、実際にはURLだけでなく、画像そのものをMicrosoftのサーバーに送信することがMicrosoft Edge Privacy Whitepaperに記されています。また、送信された画像は、30日間、Microsoftのサーバーに保存されます。
この機能により、企業や個人問わず、意図せず機密情報やプライバシーがMicrosoftへと流れる恐れがあります。
この機能を無効化するには、Microsoft Edge右上の『・・・』 → 『設定』 → 『プライバシー、検索、サービス』と進んで、
『Microsoft Edge で画像を補正する』のトグルをオフにしてください。これで画像がMicrosoftに送信されなくなります。
今後も、Microsoftはこういった機能を盛り込んでデフォルトで有効化しないとも限りませんので、プライバシーリスクが気になる方は、別のブラウザへの変更を推奨いたしまします。