Microsoft、Wi-Fiに接続できない不具合が発生していることを発表。Windows11にて。KB5032288 / KB5033375に起因
Microsoftは、Windows11 23H2および22H2にて、Wi-Fiに接続できない不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
Windows11 23H2 / 22H2環境において、2023年12月5日に公開されたKB5032288およびそれ以降の更新プログラムをインストールすると、一部のWi-Fiアダプタ使用環境でネットワークに接続できなくなる場合があります。
この不具合は802.1x認証を使用して企業や教育機関、公共のWi-Fiネットワークに接続しようとした際に発生する場合があります。現在のところ、ホームネットワークでの発生は確認されていません。また、この不具合はWidows11 23H2および22H2環境でのみ発生しており、Windows10やWindows Serverでの発生は現在のところ確認されていません。
この不具合は、以前からユーザーにより報告されていましたが、今回、Microsoftは不具合の発生を認め、本アナウンスを行いました。
現在、Microsoftは、この不具合の原因がどこにあるのかを調査しているとのことです。
対処方法・回避策
この不具合は、以下の更新プログラムをインストールしていると発生します。
- Windows11 23H2 / 22H2
KB5033375 (2023年12月13日公開 セキュリティ更新プログラム)
KB5032288 (2023年12月5日公開 プレビューリリース)
一時的な対処方法として、これらの更新プログラムをアンインストールすれば正常にWi-Fiが繋がるようになります。本不具合にお困りの方はお試しください。アンインストール手順は以下。
▼更新プログラムのアンインストール方法 |
なお、KB5033375はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。
修正 [2023/12/20追記]
Microsoftは本不具合を修正したことを発表しました。詳細は以下の記事をご覧ください。