Microsoft、Windows11でBSoDやゲームが起動しない不具合を認める
Microsoftは、Windows11でブルースクリーンエラー(BSoD)が表示されたり、ゲームが起動しない不具合が発生していることを認めました。
2023年4月、Micorsoftは、『ローカル セキュリティ機関の保護』がオフになっているという警告が表示され続ける不具合を修正した『Microsoft Defender Antivirus マルウェア対策プラットフォームの更新プログラム - KB5007651 (Version 1.0.2303.27001)』を配信しました。しかし、この更新プログラムをインストールすると、環境によっては『カーネル モード ハードウェア強制スタック保護』という新しい保護が表示されて、これがオンになっていると、ゲーム起動時にブルースクリーンが発生したり、ゲーム自体が起動しなくなるという不具合報告が出ていました。
本件について、Microsoftは、2023年5月16日付け(現地時間)で以下のように述べています。
『ローカル セキュリティ機関の保護』の警告が表示され続ける不具合は、『KB5007651 (Version 1.0.2303.27001)』で解決しましたが、この更新プログラムに別の不具合が見つかりました。そのため、この更新プログラムの配信は停止しました。この更新プログラムをインストールすると、ブルースクリーンエラーが発生したり、一部のゲームやアプリを開こうとすると、PCが再起動する場合があります。その場合は、『カーネル モード ハードウェア強制スタック保護』を無効にしてください。 ― Microsoft |
『カーネル モード ハードウェア強制スタック保護』は、『設定』 → 『プライバシーとセキュリティ』 → 『Windows セキュリティ』 → 『Windows セキュリティを開く』を選択 → 『デバイス セキュリティ』 → 『コア分離の詳細』から無効にできます。
ブルースクリーンが発生したり、ゲームが起動しなくてお困りの方はお試しください。なお、この不具合はWindows11 バージョン22H2および21H2に影響します。Windows10には影響しません。