TrendForce、2025年第2四半期のメモリ・SSD価格予測を修正。当初より値上げが見込まれる

SSD

DDR5 Memory

TrendForceは、2025年第2四半期(4~6月)のメモリおよびSSD価格予測を修正しました。

米国の相互関税が発動されたあと、すぐに90日間の猶予期間が設けられた。この変更により、メモリ市場(DRAM(メモリ)、NAND(SSD)の両方を含む)の需給に影響を与えている。この猶予期間中に、買い手・売り手の双方が取引や生産・出荷を完了させようと急いでいる。

この猶予期間中、OEM・PCメーカーは、将来の政策の不確実性に備えてDRAMおよびNANDフラッシュの在庫を積極的に確保している。結果、2025年第2四半期のメモリ市場は取引の勢いが強まると見られる。

こうした需要により、2025年第2四半期のDRAMおよびNANDフラッシュの契約価格は、当初よりも上昇することが見込まれる。ただし、今回の価格上昇は2025年第2四半期だけに限定される可能性がある。

結果、2025年第2四半期は、DRAMもNANDフラッシュも、全体的に3~8%価格が上昇することが見込まれる。

2025年第2四半期のDRAM / NAND価格予測 修正版

― TrendForce

TrendForeは2025年3月時点では、

2025年3月時点のメモリ・SSD価格予測
2025年3月時点のメモリ・SSD価格予測

DDR5メモリが前期比で横ばい、メモリ全体で0~5%の上昇、クライアント向けSSDが3~8%の上昇、SSD全体で0~5%の上昇と予測していました。

しかし、2025年4月17日付けでのTrendForceの新たな発表によると、メモリもSSDも、2025年第2四半期は3~8%ほど値上がりが見込まれているとのこと。なお、新たに発表された内容はセクター別(クライアント向け、サーバー向けなど)にはわかれておらず、全体的なパーセンテージを示すものとなっています。

Posted by にっち