このマザーボード、ありえない位置にPCIeスロットが!?これはいったい……Maxsunから『Terminator B760BKB』

マザーボード

Maxsun Terminator B760BKB

今まで見たことがないような位置にPCIeスロットを搭載したマザーボードが登場しました。

そのマザーボードは中国Maxsunの『Terminator B760BKB』。まずは表面の写真をご覧ください。

Maxsun Terminator B760BKB
Maxsun Terminator B760BKB

パッと見はよくあるMini-ITXマザーボードです。PCIe 3.0 x4スロットではあるものの、PCIeスロットの位置も普通です。

そして裏面をご覧ください。

裏面にPCIe 5.0スロットが!?

裏面にPCIe 5.0スロットが!?
裏面にPCIe 5.0スロットが!?

おわかりいただけたでしょうか。なんと、裏面にフルサイズのPCIeスロットが備えられています。このスロットはPCIe 5.0 x16スロットとなっており、ハイエンドグラボにも対応します。

いったいなぜこのような位置にPCIe 5.0スロットがあるのかと申しますと、PCを組んだ際に、

グラボを垂直設置
グラボを垂直設置

グラボを上記のように搭載することができます。

このマザーボードのメリットとしてはMini-ITXでありながらグラボ用スロットとは別にPCIe 3.0 x4スロットを得られるほか、ライザーケーブル不要でグラボを垂直設置できます。

通常、グラボを垂直設置するためにライザーケーブルを使用するとパフォーマンスの低下が発生する場合がありますが、このマザーボードであればそういった心配はないでしょう。

デメリットとしては、この構造に対応するPCケースが必要なことと、グラボのバックプレート側からの熱が気になるといったところでしょうか。

『Terminator B760BKB』はソケットLGA1700を採用し、Intel第12世代、第13世代、第14世代CPUに対応。販売価格は899中国元、日本円にして約18,000円。日本国内での扱いについてはアナウンスされていません。

Posted by にっち