玄人志向、誤って本来の仕様と違うPC用電源を出荷。返品・交換受付開始。しかし、誤って出荷された方の仕様が良くて交換を迷いそう
玄人志向は、同社製電源製品において、本来の仕様と違う製品を出荷していたことを発表しました。
誤って出荷していたPC用電源製品(PSU)は以下の550Wモデルと450Wモデルの2製品。
- KRPW-BK550W/85+
- KRPW-BK450W/85+
誤って出荷された製品仕様と、本来の仕様との違いは以下。
通常品(本来の仕様) | 誤って出荷された製品 | |
ファンコントロール機能 | 常時回転 ※PCの電源がONの間は常にファンが回転 | セミファンレスタイプ ※電源内部温度が低い時はファンが回転しない |
ATXコネクタ | 20+4ピン分離タイプ | 24ピンタイプ |
ATXケーブル長 | 60cm | 55cm |
アルミ電解コンデンサ | 一次側:日本メーカー製 二次側:日本メーカー製 | 一次側:日本メーカー製 二次側:台湾メーカー製 |
通常品か、誤って出荷された製品かを簡単に見分ける方法は、メインATXコネクタ。通常品であれば、4ピンが分離されていて、誤って出荷された製品であれば4ピンが分離されず繋がっています。以下の画像のように。
左が通常品、右が誤って出荷された製品です。
また、該当品の可能性があるシリアル番号範囲は以下。
- KRPW-BK550W/85+
S/N: J231200xxxx、S/N: J240300xxxx (2024年7月~11月に販売) - KRPW-BK450W/85+
S/N: J240802xxxx (2024年10月~11月に販売)
玄人志向によると、 誤って出荷された製品は、電源ユニットとしては問題なく継続して使用可能なほか、製品保証とサポートも通常製品と変わりないとのこと。しかしながら、継続使用を希望しない場合は返品を受け付けるほか、通常品との交換も受け付けるとのことです。
正直言って、どちらの製品も一長一短です。通常品はアルミ電解コンデンサが一次側も二次側も日本製ですが、誤って出荷された製品は二次側が台湾製です。しかし、誤って出荷された製品はセミファンレス仕様となっており、通常品よりも静音性が優れています。静音性を重視したい人であれば、通常品よりも嬉しい仕様となっています。交換するかどうか迷ってしまいそうですね。
返品・交換は、玄人志向のWebサイトにて受け付けています。