KB5041585適用後、PCが遅くなったとの不具合報告

WindowsUpdate

Windows11 Issue

2024年8月14日にWindowsUpdateに配信されたWindows11用セキュリティ更新プログラムKB5041585をインストールしてから、PCが遅くなったとの不具合報告が複数件出ています。

KB5041585をインストールしてからPCが遅くなった

ユーザーによる不具合報告

  • KB5041585をインストールしてから私のノートPCは完全にダメになりました。非常に遅く、ラグが発生し、極端に反応が遅くなりました。KB5041585をインストールする前は何も問題ありませんでした。
  • 私にも同じことが起こっています。
  • PCが非常に遅くなりました。Snipping Toolsすらも遅いです。いったい何が起こっているのでしょうか。
  • このアップデートのせいで私の仕事用ノートPCは壊れてしまったようです。CPUは常時100%使用していて、すべてが遅く・ラグく、タイムアウトが頻発します。アップデートをアンインストールしたところ、元の速度に戻りました。

上記報告はRedditのWindows11スレッドに寄せられており、一部のユーザーがKB5041585をインストールしてからPCが遅くなった・ラグくなったと訴えています。

なお、この不具合はあくまでも一部環境でのみ発生しているものであり、すべての環境で発生するものではありません。また、発生する詳細な条件等も明らかになっていません。今のところ報告数は少なく、何らかのアプリ等の競合や環境依存の可能性が高いものと思われます。

対処方法・回避策

ユーザー報告によると、KB5041585をアンインストールすることで直ったとのこと。もし、本不具合にお困りの場合は一時的な対処方法としてKB5041585のアンインストールをお試しください。手順は以下。

▼更新プログラムのアンインストール方法

  1. 『スタートボタン』 → 『設定』 → 『Windows Update』 → 『更新の履歴』 → 一番下にある『更新プログラムをアンインストールする』を選択。
  2. 当該更新プログラムの『アンインストール』を選択すればアンインストールされます。
    WindowsUpdate更新プログラムのアンインストール方法

  3. アンインストール後は、更新プログラムが再び入ってこないように更新プログラムを一時停止しておきましょう。『更新の一時停止』から停止する期間を選択。
    Windows11 - WindowsUpdateを一時停止

なお、KB5041585はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

KB5041585には、IPv6が有効だとリモートでコードを実行される恐れのある緊急性の高い脆弱性が修正が含まれています。KB5041585をアンインストールする場合、あわせてIPv6も無効にしておくことを強く推奨します。IPv6を無効にしているとこの脆弱性の影響は受けません。