Microsoft、KB5020435やKB5020387などを緊急リリース。メールが送受信できない・SSL/TLS接続のハンドシェイクに失敗する不具合を修正
Microsoftは、一部のメールアプリなどでメールの送受信ができない不具合を修正した更新プログラムを緊急リリースしました。
緊急リリースされた更新プログラム概要
2022年10月12日にWindowsUpdateに配信された更新プログラム、Windows10 21H2 / 21H1用KB5018410やWindows11 21H2用KB5018418、Windows11 22H2用KB5018427などをインストールすると、SSL/TLS接続のハンドシェイクに失敗するという不具合が発生しています。
具体的には、『Becky! Internet Mail Ver.2』や『秀丸メール』などの一部のメールアプリでメールの送信や受信ができなくなる場合があります。
この不具合は、以下のOSに影響します。
- クライアント: Windows11 バージョン22H2、Windows11 バージョン21H2、Windows10 バージョン21H2、Windows10 バージョン21H1、Windows10 バージョン20H2、Windows10 Enterprise LTSC 2019、Windows10 Enterprise LTSC 2016、Windows10 Enterprise 2015 LTSB、Windows8.1、Windows7 SP1
- サーバー: Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、Windows Server 2012 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2008 R2 SP1
2022年10月17日~10月18日(現地時間)付けで緊急リリースされた以下の更新プログラムはこの不具合を修正します。
- Windows10 バージョン21H2 / 21H1
KB5020435 - Windows11 バージョン21H2
KB5020387 - Windows11 バージョン22H2
KB5018496 (※2022/10/26公開のプレビューリリース。WindowsUpdateを実行してください) - Windows10 Enterprise LTSC 2019 / Windows Server 2019
KB5020438 - Windows10 2016 LTSB / Windows Server 2016
KB5020439 - Windows10 2015 LTSB
KB5020440 - Windows8.1 / Windows Server 2012 R2
KB5020447
(注:セキュリティのみの更新プログラムをお使いの方は2022年10月のKB5018476を前もってインストールしている必要あり) - Windows Server 2012
KB5020449
(注:セキュリティのみの更新プログラムをお使いの方は2022年10月のKB5018478を前もってインストールしている必要あり) - Windows7 SP1 / Windows Server 2008 R2 SP1
KB5020448
(注:セキュリティのみの更新プログラムをお使いの方は2022年10月のKB5018479を前もってインストールしている必要あり)
これらの更新プログラムは、Windows11 22H2用以外はWindowsUpdateには降ってきません。不具合にお困りの方は、上記リンク先のMicrosoft Updateカタログよりダウンロードして、手動でインストールしてください。