KB5016616に、音が出ない・小さくなるなどの不具合。オーディオ機能やマイクに異常 [Update 2: Microsoftが不具合を認める]

WindowsUpdate

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2022年8月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 バージョン21H2 / 21H1用セキュリティ更新プログラムKB5016616等をインストールした一部環境おいて、サウンド・オーディオ機能が正常に動作しない・音が出ない・音が小さくなるなどの不具合が発生してます。

更新履歴
① 『対処方法・回避策』を改訂。『システムの復元』による回避策を加筆。 [2022/8/13]
② Microsoftが不具合を認め情報を公開しました。『予防策』を加筆。『対処方法・回避策』を改訂。 [2022/8/22] [New]

不具合概要

Windows10 バージョン21H2 / 21H1用セキュリティ更新プログラムKB5016616やプレビューリリースKB5015878をインストールした一部環境において、サウンド・オーディオ機能やマイク機能に以下のような不具合が発生する場合があります。

  • 音が出ない
  • 音が小さくなる
  • マイクが動作しない
  • デフォルト設定のオーディオが変わる
  • サウンド・オーディオ・ミキサーの設定がリセットされる

この不具合の影響を受けるOSバージョンと、不具合を内包する更新プログラムは以下。

  • Windows10 バージョン21H2 / 21H1
    KB5016616 (2022年8月10日 セキュリティ更新プログラム)
    KB5015878 (2022年7月27日 プレビューリリース)

当初、Microsoftはこの不具合を認識していませんでしたが、2022年8月19日付けで既知の不具合として認め、予防策および回避策を公開しました。

予防策 [New]

まだKB5015878以降をインストールしていない環境の場合、この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 不具合の部分だけをロールバックできる機能)を使用して予防策が施されます。

一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に予防策が適用されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。

企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。

詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。

なお、このKIRはあくまでも予防策であり、すでにKB5015878以降をインストールしていて不具合が発生している場合には効果はありません。

すでに不具合が発生している場合は、以下の『対処方法・回避策』の項目をご覧ください。

対処方法・回避策 [New]

まずは、『スタートボタン』 → 『Windows システム ツール』 → 『コントロール パネル』 → 『サウンド』から、お使いのオーディオデバイスの音量設定や各種設定がリセットされていないか、『既定のデバイス』として設定されているかをご確認ください。音量や各種設定が変わっている場合は手動で調整を、『既定のデバイス』から外れている場合は『既定のデバイス』へと設定してください。ステレオミキサーを使っていた方は、ステレオミキサーが無効になっていないかもご確認ください。

また、特定のアプリ(例えば、OBSなどの配信ソフトやDAW等)で音がおかしい場合は、アプリのサウンド設定をご確認ください。今まで使っていたオーディオデバイスとは別のデバイスが設定されている可能性がありますので、再設定してください。

もし、再設定も上手くいかないような特殊なアプリの場合は、アプリの再インストールをお試しください。

上記方法で直らない場合は、『オーディオ拡張機能を無効にする』を参照の上、オーディオ拡張機能の無効化をお試しください。