KB5015814のインストールに失敗・ブートループに陥る不具合。0x8000ffff、0x80073701、0x8007007eエラーが発生 [Update 1]

WindowsUpdate

Windows Issue

2022年7月13日に公開・配信されたWindows11 21H2用セキュリティ更新プログラムKB5015814のインストールに失敗する・ブートループに陥るという不具合報告が複数件出ています。

更新履歴
① 回避策が判明したため記事を改訂。 [2022/7/15] [New]

KB5015814のインストールが失敗する・ブートループに陥る

ユーザーによる不具合報告

  • KB5015814のインストールに失敗します。再起動後に0x8000ffffエラーが表示されます。
  • 私も同じエラーで失敗します。
  • こちらも同じです。Malwarebytesを有効にしたら0x8000ffffエラーが出るようになりました。さらにブートループになります。再起動するたびにアップデートを試みて、再起動されて、ロールバックされてを繰り返します。Malwarebytesを無効にしたら今度は違うエラーが出ました。
  • 私も0x8000ffffエラーでブートループが発生しています。Malwarebytesを使用していますが、無効にしても同じ不具合が発生します。
  • 私も最初は0x8000ffffエラーが出ていましたが、今は0x80073701エラーが出ます。
  • 0x8007007eエラーでインストールできません。
  • 0x80073701エラーでインストールできません。
  • KB5015814のインストールでブートループが発生しました。幸いにも自動的に直りました。
  • 私もKB5015814のインストールできず、Malwarebytesをアンインストールしましたが、改善しませんでした。この不具合を回避する唯一の方法は、Windowsの機能から.NET Framework 3.5を一旦無効にすることです。これを無効にするとKB5015814をインストールできました。その後、再び有効にしました。
  • .NET Framework 3.5を無効にすることで私もインストールできました。
  • 私の環境では.NET Framework 3.5だけでなく、Malwarebytesも無効にする必要がありました。

上記報告はRedditに寄せられており、『0x8000fff』『0x80073701』『0x8007007e』といったエラーでKB5015814のインストールに失敗したり、ブートループが発生するとの不具合報告が出ています。

これらの不具合は必ず起こるわけではなく、あくまでも一部環境でのみ起こっている現象であることをご留意ください。

ユーザー報告によると、これらの不具合が発生した場合、.NET Framework 3.5を一時的に無効にすることでKB5015814を正常にインストールできるそうです。Malwarebytesをお使いの方は、こちらも無効ないしアンインストールしてください。

上記不具合にお困りの方はお試しください。.NET Framework 3.5の無効化手順は以下。

『.NET Framework 3.5』の無効化方法

スタートボタンを押してサーチボックス(『検索するには、ここに入力します』)に『Windows 機能』と入力してください。すると『Windows 機能の有効化または無効化』というダイアログが表示されますので、それを選択。

『Windows 機能の有効化または無効化』を選択

『.NET Framework 3.5 (.NET 2.0 および 3.0を含む)』『Windows Communication Foundation HTTP アクティブ化』『Windows Communication Foundation 非HTTP アクティブ化』のチェックを外して『OK』を押してください。

『Windows の機能』から『.NET 3.5』ほかを有効化

これで.NET Framework 3.5が無効になりました。

このあと、WindowsUpdateをお試しください。正常にKB5015814をインストールできたら、上記3つに再びチェックを入れて『OK』を押してください。

もし、その後、以下のウィンドウが表示されたら、『Windows Update でファイルを自動ダウンロードする』を選択してください。

『Windows Update でファイルを自動ダウンロードする』を選択

自動的にダウンロードとインストール(変更を適用)が始まって、待っていればじきに完了します。

その他の回避策

エラーコードが表示されてWindowsUpdateに失敗する場合、Microsoft公式の対策としては、トラブルシューティングを実行するよう案内しています。もし、上記手順で上手く行かなかった場合は、トラブルシューティングの実行をお試しください。手順は、

Windows11 - トラブルシューティングツールの実行方法

Windows11 - トラブルシューティングツールの実行方法
トラブルシューティングツールの実行方法

『設定』 → 『システム』 → 『トラブルシューティング』 → 『その他のトラブルシューティング ツール』 → 『Windows Update』と進んで、『実行する』を選択。トラブルシューティングの実行が完了したら、PCを一度再起動して、再びWindowsUpdateを実行してください。