KB5011543にアプリが正常に表示されなくなる不具合
Microsoftは、2022年3月23日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用プレビューリリースKB5011543をインストールすると、一部のアプリが正常に表示されなくなる不具合が発生していることを発表しました。
不具合概要
2022年3月23日にWindowsUpdateに配信されたWindows10用プレビューリリースKB5011543をインストールすると、一部のアプリケーションでコンテンツが正常に表示されなくなったり、アプリのウィンドウの外にコンテンツが表示されたりする場合があります。
この不具合は、WebView2を使用してレンダリングされたアプリケーションで発生します。ローカルで生成されたコンテンツ、インターネットからダウンロードされたコンテンツ問わず影響を受けます。
対処方法・回避策
この不具合は、Known Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正されます。一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。
企業や組織等で管理されているPCでは、以下の特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できます。
・Windows 10 バージョン2004、20H2、21H1 - KB5011543 Issue 001 Rollback
- 上記グループポリシーをインストールして『グループ ポリシー エディター』を開き、『ローカル コンピューター ポリシー』またはドメインコントローラーの『ドメイン ポリシー』に移動します。
- 次に、『管理用テンプレート』 → 『適用したいグループポリシーの名前』を選択し、このグループポリシーを使用したいWindowsのバージョンを選択して『無効』に設定します。
- ドメインコントローラーで設定する場合、グループポリシーの変更がActive DirectoryとSYSVOLに複製されるのを待つ必要があります。
- ローカルまたはドメインポリシーでKIRグループポリシーを適用するデバイスは、バックグラウンドまたは手動でグループポリシーのリフレッシュを適用する必要があります。
- 影響を受けるデバイスを再起動します。
注: このKIRグループポリシーをインストールした後、ドメインコントローラーを再起動する必要はありません。 - 影響を受ける更新プログラムをインストールする前に、影響を受けるデバイスでグループポリシーをリフレッシュできるようにします。
詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』(日本語ページは機械翻訳で意味不明な箇所あり。英語ページはこちら)をご覧ください。