KB5010386適用後、CPUの使用率と温度が高くなる不具合
2022年2月9日にWindowsUpdateに配信されたWindows11 バージョン21H2用セキュリティ更新プログラムKB5010386をインストールしてから、CPUの使用率と温度が上がった・高くなったという不具合報告が複数出ています。
KB5010386をインストールすると、CPUの使用率と温度が高くなる
ユーザーによる不具合報告
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上記報告はRedditに寄せられており、複数のユーザーがKB5010386をインストールしてからCPUの使用率と温度が高くなったと訴えています。
本不具合は必ず発生するわけではなく、詳細な発生条件は不明です。
不具合の回避策・対処方法
この不具合はウィジェットが悪さをしているようで、タスクマネージャーを開いて『Windows ウィジェット』を右クリックして『タスクの終了』を行うと一時的に不具合が解消します。不具合にお困りの場合はお試しください。
なお、ウィジェットが不要な場合は、ウィジェットをアンインストールすることで恒久的に解決できます。
注意: ウィジェットをアンインストールすると、またウィジェットを使いたくなった際に元に戻す手段がありません。2022年2月15日まではMicrosoft Storeに『Windows Web Experience Pack』というウィジェット本体が公開されており、これをインストールすればウィジェットが復活しました。しかし、2022年2月16日時点で、Microsoft Storeから削除されました。 |
コマンドプロンプトを開いて以下のコマンドを実行し、『Y』と入力してエンターを押せばウィジェットのアンインストールができます。
winget uninstall "windows web experience pack" |
コマンドを実行後に『Y』と入力してエンターを押せばウィジェットがアンインストールできる
アンインストール後は、タスクバーにウィジェットのアイコンが残りますが、PCを再起動することでアイコンも消えます。
もし、また、ウィジェットを使いたくなったら、Microsoftにアクセスして、
『Windows Web Experience Pack』を『入手』(Microsoft Storeを開いてインストール)すればウィジェットが復活します。インストール直後はタスクバーにウィジェットのアイコンが表示されませんが、PCを再起動すると表示されます。