Microsoft、KB5004945に印刷ができなくなる既知の不具合を追加。KIRで修正
Micorsoftは、2021年7月7日に緊急リリースしたWindows10 バージョン21H1 / 20H2 / 2004用更新プログラムKB5004945に印刷ができなくなる既知の不具合があることを発表しました。
不具合概要
Windows10 21H1 / 20H2 / 2004環境において、以下のいずれかの更新プログラムをインストールすると、特定のプリンターで印刷ができなくなる場合があります。
- KB5004945 (2021/7/7公開 『PrintNightmare』脆弱性修正)
- KB5004760 (2021/6/30公開 PDFが開けなくなる不具合修正)
- KB5003690 (2021/6/22公開 プレビューリリース)
この不具合が発生するプリンターは、USB接続のレシートプリンターやラベルプリンターです。
備考: Microsoftはメーカー名は出していませんが、おそらくZebra製プリンターで発生している不具合のことでしょう。 |
修正方法
Microsoftは、この不具合をKnown Issue Rollback (KIR / 更新プログラムをアンインストールしなくても問題の部分だけをロールバックできる機能)を使用して修正すると述べており、一般的なPC環境や、企業や組織に管理されていないPC環境の場合、放っておいても最大で24時間以内に自動的に修正されます。PCを再起動すると、早く修正される場合があります。
企業や組織等で管理されているPCでは特別なグループポリシーをインストールして設定することで解決できるとされています。詳細は『グループ ポリシーを使用して既知の問題ロールバックを展開する方法』をご覧ください。グループポリシーを設定後はPCを再起動する必要があります。