KB5000802 / KB5000808適用後、Excelを起動するだけでBSoDの不具合
2021年3月10日にWindowsUpdateに配信されたWindows10 バージョン20H2 / 2004用KB5000802と1909用KB5000808ですが、印刷時にブルースクリーン(BSoD)が発生する不具合だけでなく、一部環境では、特定のアプリケーションを開いただけでもBSoDになるとの報告も出ています。
BSoDが発生するのは主にMicrosoft Excel。Excelを起動するだけでBSoD (停止コード: APC_INDEX_MISMATCH)になったり、ファイルを開いた際にBSoDになったり、BSoDにならないまでもWordやExcelファイルを開こうとするとエラーが出て開けなかったりと症状は様々。いずれにしても、KB5000802またはKB5000808をアンインストールすることで症状は発生しなくなるとのこと。これらの症状にお悩みの方はアンインストールをお試しください。
アンインストール方法は、『設定』 → 『更新とセキュリティ』 → 『Windows Update』の『更新の履歴を表示する』 → 『更新プログラムをアンインストールする』 → インストールされた更新プログラムが表示されるので、該当の更新プログラム(KB5000802またはKB5000808)を右クリックすればアンインストールができます。
なお、KB5000802とKB5000808はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。現状、不具合が発生していないのであれば、無理にアンインストールはする必要はありませんが、Excelや印刷時だけに限らず、BSoDが発生したり、何かしら今までとは違うおかしな挙動が発生している場合はKB5000802またはKB5000808を疑ってみてください。
◆ 追記 [2021/3/16] ◆ |
2021年3月16日に『印刷時にBSoD (停止コード: APC_INDEX_MISMATCH)が発生する不具合』を修正した20H2 / 2004用KB5001567、1909用KB5001566が緊急リリースされました。本記事で発生するBSoDも『APC_INDEX_MISMATCH』のため、おそらくこれらの更新プログラムをインストールすれば修正される可能性が高いものと思われます。KB5001567 / KB5001566の詳細は以下の記事をご覧ください。 |