KB4571756を適用するとWSL 2が正常に動作しなくなる不具合 [Update 1: 修正]

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2020年9月9日に公開・配信されたWindows10 v2004用KB4571756を適用すると、Windows Subsystem for Linux 2 (WSL 2)が正常に動作しなくなるという不具合が発生しています。

更新履歴
① 2020年10月2日公開のプレビューリリースKB4577063にて修正。その旨、加筆。 [2020/10/2] [New]

不具合概要

githubでの報告によると、KB4571756を適用した環境でWSL 2を実行しようとすると『Element not found.』(要素が見つかりません)や『The remote procedure call failed.』(リモート プロシージャ コールに失敗しました)といったエラーが発生するとのこと。

Element not found.

多くの人がこれらのエラーが発生すると訴えていますが、中にはエラーが発生せず、正常に動作するという報告も出ており、詳細な発生条件は判明していません。

もし、この不具合が発生した場合は、KB4571756をアンインストールすることで正常な挙動に戻ります。お困りの方はお試しくださいませ。ただし、KB4571756はセキュリティアップデートのため、アンインストールすると脆弱性が未修正のままになることには注意が必要です。

2020/10/2追記: 修正

本不具合は2020年10月2日に公開されたv2004用プレビューリリースKB4577063にて修正されました。KB4577063(またはそれ以降のKB)を適用することで、この不具合は発生しなくなります。

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