Intel Twin Lakeの各モデルのスペックが明らかに!8コアでもTDPは驚きの低さ。第12世代E-Coreのみの超省電力CPU
Intelの超省電力CPU、Twin Lakeの各モデルのスペックがリークされました。
Twin Lakeとは、第12世代Core Alder LakeのE-Core (Gracemont)のみで構成された超省電力CPU。Alder Lake-NのRefreshモデルとなります。その省電力っぷりは素晴らしく、一番低いものでTDP6W、一番高いものでも15Wとされています。
ハードウェアリーカーのJaykihn氏によると、Twin Lakeは現時点では以下の4モデルが用意されているとのこと。
- Intel N355
- CPU: 8コア / ベース3.0GHz ターボ3.9GHz / TDP9~15W
- GPU: 32EU / ターボ1.35GHz
- Intel N350
- CPU: 8コア / ベース2.6GHz ターボ3.9GHz / TDP7W
- GPU: 32EU / ターボ1.35GHz
- Intel N250
- CPU: 4コア / ベース3.2GHz ターボ3.8GHz / TDP6W
- GPU: 32EU / ターボ1.25GHz
- Intel N150
- CPU: 4コア / ベース2.9GHz ターボ3.6GHz / TDP6W
- GPU: 24EU / ターボ1.0GHz
最上位モデルのIntel N355は8コアながらTDP9~15Wの範囲。2番目のIntel N350も8コアながらTDP7Wとされています。Intel N350はベースクロックが少々低めですが、コア数とTDPを鑑みると、一番ワットパフォーマンスに優れたおいしいモデルかもしれません。
全モデル共通として、コアがE-Coreのため、ハイパースレッディング(HTT)は搭載されていません。(コア数=スレッド数です)
参考までに、Twin LakeとAlder Lake-Nとの比較が以下。
Twin LakeかAlder Lake-Nかの区別は、モデルナンバーの下2桁目が『5』(Twin Lake)か『0』(Alder Lake-N)かで判別がつきます。
上記比較を見てわかるように、Twin LakeはAlder Lake-Nから動作クロックがわずかに向上しています。Refreshモデルのためその程度の違いしかないと言ってしまえばそれまでですが、TDPは据え置きとなっているため、これから購入するなら最新のTwin Lakeをチョイスしたいところです。
Intelはまだ正式にTwin Lakeを発表していませんが、Twin Lake / Intel N150搭載ミニPCは、Beelinkなどからすでに販売されており、Amazonで購入ができます。Intel N250以上のモデルはまだ販売されておらず、今後の登場が期待されます。