Intel、Meteor Lakeに遅延はないと明言。2023年発売。tGPUはTSMC 5nm(N5)を採用
Intelは、第14世代Core 14000シリーズ(コードネーム: Meteor Lake)の発売スケジュールに遅れは生じていないことを明言しました。
事の発端はTrendForceの報道。2022年8月上旬、TrendForceは、「Meteor Lakeに搭載する3nm (N3)プロセスノードのtGPUの量産予定が2023年末へと延期された」と報じました。この報道により、Meteor Lakeの発売延期が懸念されていました。
しかし、Intelは、2022年8月21日より開催中の半導体イベントHot Chips 34において、Meteor Lakeで使用するGPUタイル(tGPU)はTSMCの5nm (N5)プロセスノードを使用し、2023年に投入というスケジュールに変更はないと述べました。
かねてよりMeteor Lakeの情報を追っていた人なら、「え、tGPUがN5?」と思ったのではないでしょうか。
Intelが2022年2月に公開したロードマップには以下のように記されています。
真ん中のMeteor LakeとArrow Lakeについて記された部分には『External N3』と記されており、N5については一切触れられていません。しかし、Intelによると、Meteor LakeのtGPUのプロセスノードに変更はなく、最初からN5での製造を予定していたとされています。
正直、スライドショー公開から半年経った今になって「最初からN5を予定していた」と言われても後付け感が半端なく、「じゃあなぜスライドショーには『External N5 & N3』といったような書き方をしなかったのか」と言いたくなったり、「N3のスケジュールが厳しくなったからそういうことにしたんじゃないか」と勘ぐりたくなりますが、Intelの言うことを信じるなら最初からN5が予定されていたそうです。
疑念は残りますが、とりあえずMeteor Lakeは遅れることなく2023年に発売されるとのことなので期待して待ちたいところです。