Z490に搭載されているI225-Vにパケットロスの不具合か
Z490マザーボードにも搭載されている2.5GbEのネットワークコントローラー『Intel Ethernet Controller I225-V』に不具合を示すスライドショーがリークされました。
I225シリーズ(Foxville)の不具合
このスライドショーによると、I225-VやI225-LMを含むI225シリーズ(別名:Foxville)には既知の不具合があり、パケットロスが発生し、1~10Mbpsへと速度低下が起こる可能性があるという。
スライドショーには緩和策も掲載されており、この不具合は、ネットワークコントローラーを1Gbpsで動作するように設定することで回避できるとされています。また、2020年後半のRocket Lake-S製造期間と同時期にハードウェア的に修正を予定しているとのことです。
I225-VはZ490マザーボードでも採用
『Intel Ethernet Controller I225-V』はComet Lake-S向けマザーボードとなるZ490マザーボードにも広く採用されています。そのため、これらZ490マザーボード製品で不具合の影響が懸念されます。
スライドショーのソースと真偽
このスライドショーは中国語圏メディアのXFastestに掲載されており、同メディアはスライドショーを「Redditで見つけた」と主張しています。つまるところ、このスライドショーをIntelが実際に公開しているということは確認されていません。
現状、このスライドショーに書かれていることは事実なのか、それともFUD目的や愉快犯による偽物なのかは定かではありません。そのため、現段階では鵜呑みにはせず、「こういう情報もある」程度に留めておくべきでしょう。
2020/4/29追記
本スライドショーの不具合が事実と判明しました。しかし、Z490マザーボードに搭載されるI225シリーズではすでに修正されており、不具合は発生しないとのこと。詳細は以下の記事をご覧くださいませ。