Arrow Lakeのスペック、IPC、ゲーム性能が判明!Intel公式Core Ultra 200シリーズのスライドがリーク!ゲーム性能は前世代より低い!?
Intelの次世代デスクトップCPUとなるIntel Core Ultra 200シリーズ(コードネーム: Arrow Lake / Arrow Lake-S)のスペックやゲーム性能が記されたIntel公式スライドショーがリークされました。
スライドをリークしたのはハードウェアリーカーのwxnod氏とHXL氏。そのスライドが以下。
Intel Core Ultra 200シリーズデスクトップCPUスペック
- Core Ultra 9 285K
8P16E 24C24T / ベース: P3.7 E3.2 / 最大ターボ: P5.7 E4.6
Intel Smart Cache (L3): 36MB / 合計L2キャッシュ: 40MB
ベースパワー(TDP): 125W / 最大ターボパワー: 250W
DDR5-6400 / iGPU Xeコア4 / iGPU最大クロック2GHz - Core Ultra 7 265K / Core Ultra 7 265KF (KFはiGPUなし)
8P12E 20C20T / ベース: P3.9 E3.3 / 最大ターボ: P5.5 E4.6
Intel Smart Cache (L3): 30MB / 合計L2キャッシュ: 36MB
DDR5-6400 / iGPU Xeコア4 / iGPU最大クロック2GHz
ベースパワー(TDP): 125W / 最大ターボパワー: 250W - Core Ultra 5 245K / Core Ultra 5 245KF (KFはiGPUなし)
6P8E 14C14T / ベース: P4.2 E3.6 / 最大ターボ: P5.2 E4.6
Intel Smart Cache (L3): 24MB / 合計L2キャッシュ: 26MB
DDR5-6400 / iGPU Xeコア4 / iGPU最大クロック1.9GHz
ベースパワー(TDP): 125W / 最大ターボパワー: 159W
IPC向上率とシングル性能
Core Ultra 200シリーズのIPCは、前世代のRaptor Lake (P-Core: Raptor Cove / E-Core: Gracemont)と比較して、P-CoreのLion Coveが9%、E-CoreのSkymontが32%も向上したとされています。
また、Core Ultra 9 285Kのシングル性能は、Core i9-14900Kと比較して約8%、Ryzen 9 9950Xと比較して約4%向上しているとされています。
Core Ultra 9 285Kのゲーム性能
Core Ultra 9 285K vs. Core i9-14900K
上記スライドによると、Core i9-14900Kは平均264fpsで消費電力527Wのところ、Core Ultra 9 285Kは平均261fpsで消費電力447Wとのこと。Core Ultra 9 285Kは、Core i9-14900Kよりもゲーム性能がわずかに劣るものの、消費電力が80W低下したことをアピールしています。
Core Ultra 9 285K vs. Core i9-14900Kのゲーム14タイトルベンチマーク対決において、Core Ultra 9 285Kが勝ったのは『Warhammer 40000: Space Marine 2』『Age of Mythology: Retold』『シヴィライゼーションVI 嵐の訪れ』『F1 23』の4タイトルだけでした。
残りの10タイトルは、内6タイトルがどちらも同等、内4タイトルはCore i9-14900Kの勝ちとされています。
暫定まとめ
上記スライドはあくまでもリークされたもののため、どこまで正確かは定かではありません。仮に正確だとしてまとめると、Core Ultra 200シリーズ / Arrow LakeのIPC向上率は高い(特にE-Core)ものの、残念ながらゲーム性能の向上には繋がっていません。
しかし、消費電力が低下していることは省電力志向な人にとっては魅力的な進化と言えるでしょう。この傾向はAMD Ryzen 9000シリーズにも見られました。
Core Ultra 200シリーズは、2024年10月10日にIntelから正式発表されることが見込まれています。