ES版Core i9-13900KがUserBenchmarkに掲載!Core i9-12900Kを超える性能
Intel第13世代Core 13000シリーズ(コードネーム: Raptor Lake)となるES版Core i9-13900KらしきCPUがUserBenchmarkに掲載されました。そのリザルトがこちら。
ES版Core i9-13900K [Source: UserBenchmark]
『U3E1』と記されたこのCPUは、24コア32スレッド(P-Core 8C16T / E-Core 16C16T)、ベースクロック2.4GHz、ターボクロック4.6GHzで動作しています。コア数を見るに、Core i9-13900KまたはCore i9-13900のES版でしょう。本記事ではES版Core i9-13900Kとします。
気になるスコアに関しては、Core i9-12900Kと比較すると以下のような具合です。
ES版Core i9-13900K vs. Core i9-12900K
ES版Core i9-13900Kのスコアは『Normal』(1~2コア)が235ポイント、『Heavy』(4~8コア)が1223ポイント、マルチスレッドパフォーマンスを測定する『Server』(全コア(最大64スレッド))が3924ポイント。一方、Core i9-12900Kは『Normal』が234ポイント、『Heavy』が1250ポイント、『Server』が3249ポイント。
『Normal』『Heavy』の2項目はCore i9-12900Kとほとんど変わりありませんが、『Server』においては約20%の差をつけてES版Core i9-13900Kの方が高パフォーマンスであることを示しています。
Core i9-13900Kが24コア32スレッド(P-Core 8C16T / E-Core 16C16T)なのに対して、Core i9-12900Kは16コア24スレッド(P-Core 8C16T / E-Core 8C8T)なので当然の結果ともいえるでしょう。
そして、注目点はそれぞれのクロック。ES版Core i9-13900Kは2.4~4.6GHzで動作しているのに対して、Core i9-12900Kは3.2~5.0GHzで動作しています。ES版Core i9-13900Kの方が低クロックでありながらこのスコアということは、Core i9-12900Kと同じクロックになれば、さらに高パフォーマンスになることを示しています。また、ES版であることを考えると、まだまだ伸び代があるかもしれません。
Core 13000シリーズは、Core 12000シリーズよりも一回り上のシングル・マルチ性能が期待できそうです。