ES版Intel Core i9-11900のCinebench R15 / R20スコアがリーク
中国bilibiliにて、ES版Intel Core i9-11900のCinebench R15 / R20スコアがリークされました。それがこちら。
Cinebench R15リザルト - QV1JがES版Core i9-11900
Cinebench R20リザルト - QV1JがES版Core i9-11900
Cinebench R15スコアはシングル217ポイント、マルチ1912~1929ポイント。R20はシングル529ポイント、マルチ4672~4683ポイント。ベンチマークに使用された個体は、先日リークされたES版Core i9-11900と同じく、ベースクロック1.8GHz、シングルターボ4.4GHz、全コアターボ3.8GHzとなっています。
スコアだけ見るとあまり高くありませんが、これはクロックが低いためです。ちょっとR15 / R20の各シングルベースでComet Lake-Sと比較してIPCを算出してみましょう。
- Cinebench R15
比較対象: ES版Core i9-11900 (217P、TB4.4GHz) / Core i9-10900K (227P、TB5.3GHz)
(217 ÷ 4.4) ÷ (227 ÷ 5.3) = 1.1514 - Cinebench R20
比較対象: ES版Core i9-11900 (529P、TB4.4GHz) / Core i7-10700 (490P、TB4.8GHz)
(529 ÷ 4.4) ÷ (490 ÷ 4.8) = 1.1777
Rocket Lake-Sは、Comet Lake-SからCinebench R15ベースで約15.1%、R20ベースで約17.7%のIPC向上が見られます。単純計算のため実際には異なるかもしれませんが、良好な数値を見せています。
なお、これまでに登場したES版Rocket Lake-Sから算出したベンチマークごとのIPC向上率は以下になります。
ベンチマーク | IPC向上率 | 記事リンク |
CPU-Z | 18.8% | こちら |
Cinebench R20 | 17.7% | この記事 |
Cinebench R15 | 15.1% | この記事 |
Geekbench | 13.1% | こちら |
IntelはRocket Lake-Sでは2桁%のIPC向上があると喧伝しています。これまでの結果から見るに、その言葉に間違いはなく、14nmながら確かなパフォーマンスアップを果たしている模様です。
2021/3/31追記
Core i9-11900Kの各種ベンチマークが公開されました。詳細は以下の記事をご覧ください。