Intel、Cobra Coreを開発中?それとも過去形で開発していた?Royal Coreの姉妹アーキテクチャか
あるIntel従業員のLinkeInに、今まで見たことがない『Cobra Core』と呼ばれるx86アーキテクチャをベースにした次世代CPUコアアーキテクチャが記されていました。それがこちら。
この『Cobra Core』がデスクトップCPUやモバイルCPUなど、どういった製品に採用されるのかは不明です。この従業員は2023年1月からこのプロジェクトに参加しているとされています。
気になる点としては、LinkedInには「Royal / Cobra Core」と記されており、Royal Coreと同列に語られているように見えます。
Royal Coreについて話すと少々長くなるため、詳細は以下の記事をご覧ください。
すごく簡単にまとめると、完成形であるRoyal Core 2.0アーキテクチャを採用したBeast Lake Nextでは、Rentable Unitsが4スレッドになることが見込まれていました。しかし、Beast LakeとRoyal CoreプロジェクトはIntel CEOであるPat Gelsinger氏により2024年にキャンセルされたといわれています。そのため、Rentable Unitsが今後どうなるのか(実際に登場するのかどうか)は現時点では不明です。
Royal Coreに関するソースはYouTubeチャンネルのMoore’s Law is Deadによるもので、正確性は定かではありません。この情報が正しいと仮定するならば、Royal Coreと同列に語られているCobra Coreもキャンセルになっている可能性があります。
もちろん、Moore’s Law is Deadの情報自体が間違っていて、開発が継続されているという可能性もあります。現時点では、「こういう名前のアーキテクチャが今後登場するかもしれないし、登場しないかもしれない」程度の情報と捉えておくべきでしょう。