Intel、第13~14世代CPUの不具合に対するサポートについて発表 [Update 2: 保証期間延長/トレイ版の記述を削除]
Intelは、第13~14世代CPUの不具合に対するサポートについて発表しました。その発表が以下。
更新履歴 [記事初公開日: 2024/8/2] ① 保証期間延長について加筆。 [2024/8/2] ② 『トレイ版』のサポートが削除されたため、打ち消し線を入れました。詳細は記事下部のリンク先をご覧ください。 [2024/8/6] [New] |
▼Intel Core第13世代 / 第14世代デスクトッププロセッサーのサポートプロセスに関するお知らせ 当社(Intel)は、第13世代および第14世代デスクトッププロセッサーで不安定な症状が発生しているすべてのお客様が、交換を受けられるよう尽力しています。 近日中に、ボックス版(パッケージ版)第13世代および第14世代デスクトッププロセッサーの2年間延長保証についてお知らせする予定です。 効率的にサポートを受けるためのガイダンスは以下になります。
この問題を解明し、根本的な原因を特定することが困難だったため、ご連絡が遅くなってしまったことをお詫び申し上げます。 ― Intel |
Intelによると、第13~14世代CPUの不具合が発生しているすべてのユーザーが交換・RMAを受けられるように取り組んでいるとのこと。交換を受ける際は、CPU単体で購入した場合はIntelカスタマーサポートへ、BTOや完成済みPCを購入した場合は購入メーカーへと問い合わせるようIntelは案内しています。
海外メディアのTom’s Hardwareによると、IntelカスタマーサポートにRMAを申請する場合、交換方法は2つあるそうです。1つは、CPUを先にIntelに送る方法。IntelにCPUを送って、その後、Intelから新しいCPUが送られてきます。一般的な交換手順です。
もう1つは、CPUを後から送る方法。先にIntelから新しいCPUが送られてきて、CPUを受け取ってからIntelに不具合のあるCPUを返送します。ただし、この方法は25ドルの手数料がかかります。また、クレジットカードでIntelから一旦新しいCPUを購入する必要があります。Intelが不具合のあるCPUを受け取ると、購入代金のカード請求が取り消されます。(手数料25ドルは取り消されません) なお、これは米国での対応のため、日本国内ではどういう対応になるかはわかりません。
Intel第13~14世代CPUの動作が不安定になるということは、CPUがダメージを負っている・劣化している・破損していることを意味します。根本的に直すにはCPUの交換しかありません。第13~14世代CPUを使用していて、不安定な症状が出ている場合は、BIOS設定等で一時しのぎをするのではなく、IntelもしくはBTO / PCメーカーへと交換を依頼するのが最善になります。症状が出ている方は、交換をご検討ください。
Intelによると、第13~14世代CPUが不安定になる不具合は、Core i9-13900KやCore i9-14900KといったK / KF / KSモデルのほか、Core i5-14600などのTDP65W以上のKなしデスクトップCPUが影響受けるとされています。
< Update 1: 保証期間延長 > [2024/8/2追記]
CPU単品購入の場合、保証期間が延長される旨がアナウンスされました。詳細は近日中に発表予定とのことです。
< Update 2: トレイ版の記述を削除 > [2024/8/6追記] [New]
トレイ版のサポートが削除されました。詳細は以下の記事をご覧ください。