Intelのパット・ゲルシンガーCEOが退任
Intelのパット・ゲルシンガーCEOが退任しました。
Intelの発表によると、パット・ゲルシンガーCEO (Pat Gelsinger)は2024年12月1日付け(現地時間)で退任したとのこと。暫定的な後任として、CFOのデビッド・ジンスナー氏(David Zinsner)と製品責任者のミシェル・ジョンストン・ホルトハウス氏(Michelle Johnston Holthaus)の両名が暫定共同CEOに就きました。
Pat Gelsinger氏は2021年からIntelを率いてきましたが、AI市場の開拓の遅れや主力製品であるプロセッサー(CPU)製品の伸び悩みなどで2024年7~9月期の決算では約166億ドルの赤字を計上しました。また、ここ最近では、コンシューマー向けとなる第13世代および第14世代Coreプロセッサーの不具合により、同社の信頼に大きな傷がつきました。
パット・ゲルシンガー氏は退任にあたって、「Intel社を率いることは、私にとって生涯の名誉です。このグループの人々は、業界でもっとも優秀な人材であり、その全員を同僚と呼べることを光栄に思います。Intelは私のキャリアの大部分を占めているため、今日はほろ苦い気持ちです。私たちが成し遂げてきたすべてのことを誇りをもって振り返ることができます。今年は、現在の市場の動きに合わせて厳しいながらも必要な決断を下し、私たち全員にとって挑戦的な年でした。Intelファミリーの一員として、ともに働いてきた世界中の多くの仲間たちに、私は永遠に感謝します」と述べています。