Intel、I226-Vの接続が切断される不具合を認める。対処方法・緩和策を公開
Intelは、I226-V NICの不具合を認めました。
かねてより、Z790やB760などの700シリーズマザーボードに搭載されているIntel I226-V 2.5GbE LANコントローラーを使用すると、回線接続がランダムに切断されるという不具合が発生しています。Intelはこの不具合を認め、以下の発表をしました。
一部のお客様から、Intel Ethernet Controller I226-Vを搭載した700シリーズマザーボードにおいて、ランダムに接続が切れるという報告を受けています。 当社(Intel)はこの不具合を再現し、根本的な原因の究明と修正に取り組んでいます。この不具合が発生する場合、緩和策として、Windows / Linuxのドライバーの詳細設定から『Energy Efficient Ethernet』(EEE)モードを無効にしてください。 当社は引き続き状況を調査し、解決に向けて取り組んでまいります。 ― Intel |
Intelによると、手動で『Energy Efficient Ethernet』を無効にすることで改善するとのこと。
Windowsでの設定方法は、『コントロール パネル』 → 『デバイス マネージャー』 → 『ネットワーク アダプター』 → 『Intel(R) Ethernet Controller I226-V』を右クリックして『プロパティ』を選択。『詳細設定』タブを開いて、『Energy Efficient Ethernet』を『Off』にしてください。
Intelによると、これでランダムな切断が改善されるとのことです。
また、本件について、MSIからも発表がありました。以下、MSIの発表になります。
Intelは、ネットワークがランダムに切断される問題に対処するI226 / I225 2.5GbEドライバをリリースしました。
これらのドライバは、1Gbps / 2.5Gbps接続におけるEnergy Efficient Ethernet (EEE)を無効にします。Intelは根本的な原因を特定するために継続的な調査を行っており、確実な解決策の提供を予定しています。 ドライバはMSIマザーボード製品ページよりダウンロードできます。 例: MPG Z790 CARBON WIFI (『LAN Drivers』タブを選択) |
MSIからは『Energy Efficient Ethernet』をデフォルトで無効にした対策ドライバが公開されました。MSI製マザーボードをお使いの方は、手動設定のほか、ドライバをアップデートしても良いかもしれません。なお、MSIが公開したドライバが他社製マザーボードでも使用できるかは不明です。