Intelさん、痛恨のマーケティングミス。第11世代の広告のはずが違うものを宣伝!?
Intelが公開した第11世代Coreの広告に痛恨のマーケティングミスが見つかりました。それがこちら。
広告左下にはCore i7-1185G7云々と書かれており、男性がノートPCをいじっている写真を背景に、大きな文字で「薄型・軽量ノートPCに搭載された、世界最高のプロセッサー」(The world's best processor on a thin and light laptop)という宣伝がされています。
問題となるのはノートPC。これ、よく見るとMacBook Proなんです。
たしかに、MacBookにはIntel CPUを搭載したモデルもありますが、Appleは2020年にMacのCPUをIntel製品からARMベースのAppleシリコン(M1チップ)へと移行を開始しました。Macに搭載されているIntel CPUは第10世代までで、第11世代を採用したMacはAppleから発表されていません。
つまり、Intelは、第11世代Coreが搭載されていないノートPCを背景に、「薄型・軽量ノートPCに搭載された、世界最高のプロセッサー」と宣伝してしまっているのです。画像のせいで「世界最高のプロセッサー」が第11世代なのか、第10世代なのか、M1チップなのかよくわからない事態になっています。
いったいなぜこんなことが起こってしまったのか。この広告の写真はIntelが撮影したものではなく、素材サイトで販売されている有料素材が使用されています。
おそらく、PCにあまり詳しくないマーケティング担当者が、事情を知らずにこの写真を選んで広告を作成したのでしょう。