ICQ、まもなくサービス終了。28年の歴史に幕
『ICQ』を覚えていますか。まもなくサービスが終了となります。
『ICQ』とは、1996年にイスラエルのMirabilis社により開発されたメッセンジャーアプリ。「I seek you」が語源となっています。
ICQの通知音
ICQはインターネット黎明期に登場したメッセンジャーアプリで、当時は唯一無二の便利アプリだったため日本でも広く普及していました。
しかし、その後は、後発のMSNメッセンジャーやSkypeなどに人が流れ、ICQを使用する人は減少していきました。特に2000年代前半に登場したSkypeは、音声通話を気軽にできるのが便利だったため、一般ユーザーからPCゲーマーまで広く普及しました。
Mirabilis社は1998年にAOLに買収され、2010年にはロシアのDigital Sky Technologies (現: VK)に売却されました。
こんにちまでICQは、WindowsだけでなくMacやLinuxなどでもサービスが続けられてきましたが、ICQのWebサイトにて、2024年6月26日をもってサービス終了がアナウンスされました。
Webサイトでは、ICQを使用している人に対して、VK MessengerやVK WorkSpaceへの移行をすすめています。
なお、ICQの公式X (旧Twitter)アカウントは以下のようなポストをしています。
ターミネーターの名言「I’ll be back.」(また来る / また戻ってくる)とポストしており、復活をほのめかしています。