96GBものGDDR7メモリを搭載したグラボの輸送記録が見つかる。次期NVIDIA RTX Blackwellか
96GBものGDDR7メモリを搭載したグラボの輸送記録が出てきました。それがこちら。
上記は税関データサイトに掲載された輸送記録。輸送日は2024年12月14日~12月25日。品目には『FOC / COMPUTER GRAPHICS CARD PCA PG153 TS1 SKU0210 512-BIT 96GB GDDR7-D D 699-2G153-0210-TS1 (FOR TESTING』と記されており、96GB GDDR7を搭載したグラボであることがわかります。
また、『FOR TESTING』とも記されていることから、テストボードであることを示しています。さらに、NVIDIAが基板名によく使用する『PG』+『数字3桁』の、『PG153』と記されていることから、これがNVIDIAのボードであることを強く示唆しています。
では、このグラボはいったい何でしょうか。このVRAM容量とGDDR7メモリの採用から察するに、おそらくはプロ向けグラボとなるNVIDIA RTXシリーズ(旧Quadro)のBlackwellモデルの可能性が高いものと思われます。
Ada Lovelace世代の最上位モデル、NVIDIA RTX 6000 AdaのVRAM容量は48GB GDDR6でした。しかし、上記グラボはその2倍もの容量を搭載しています。おそらくはNVIDIA RTX Blackwell (仮)の最上位モデルかと思われます。
NVIDIA RTX 6000 Adaの国内価格は2025年1月24日時点で120~130万円(!)ほどします。2倍の容量のGDDR7メモリを搭載し、Blackwell世代となったNVIDIA RTX Blackwellはいったいどれほどの価格になるのでしょうか。
なお、上記はテストボードのため、実際にそのメモリ容量で登場するかどうかは定かではありません。