グラボ・GPU出荷台数が前年同期比で大幅に減少。しかし、前四半期比では増加

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デスクトップPC向けグラボ(グラフィックボード / グラフィックカード)やノートPC向けGPUの出荷台数が、前年同期比で大幅に減少している模様です。Jon Peddie Researchが報じました。

GeForceやRadeon、Arcなどを含む、2023年第2四半期(4~6月)のGPU総出荷台数は、前年同期比で27%減となった。この数字は全プラットフォーム、全タイプのGPUを含んだものだ。各プラットフォーム別に見ると、デスクトップ用GPUが36%減、ノートPC用GPUが23%減となった。

しかし、前四半期比では増加し、GPU総出荷台数は12.4%増となった。各メーカーごとに見ると、AMDが22.9%増、Intelが11.7%増、NVIDIAが7.5%増となった。

通常、第2四半期は前四半期に比べて減少する傾向にある。にも関わらず、増加している。これは需要が高まっていることを示している。

Jon Peddie Research CEOであるJon Peddieは「サプライヤーは第3四半期も好調になることを期待している。しかし、GPU出荷台数は2010年以降、着実に減少している。好転したとしても10年前の水準に戻ることはないだろう」と述べている。

2014Q1~2023Q2デスクトップPC向けグラボの出荷台数
2014Q1~2023Q2デスクトップPC向けグラボの出荷台数
2023Q1: 630万台 / 2023Q2: 648万台

[Source: JPR / TH

グラボ・GPUの出荷台数は前年同期比では大幅に少なくなっているものの、前四半期比では増加していることから需要回復の兆しが囁かれています。

Posted by にっち