サイバートラック風PC『Xyber XPC』のレビューが公開。性能は良好、しかし問題は
Teslaのサイバートラック風PC『Xyber XPC』のレビューが公開されました。海外メディアのVideoCardzが報じました。
YouTubeチャンネルのTaki UdonによりXyber XPCのレビューが公開された。 まるでラジコンカーのようなこのPCは、4つのドアがすべて開き、タイヤも動く。フロントタイヤのショックアブソーバーが電源ボタンとなっており、タイヤを押し込めば電源が入る。
Taki Udonに送られてきたレビュー機はRyzen 7 8845HSモデルでTDPは54W。FF15ベンチマークを実行したところ、この電力設定ではファンの音が非常にうるさく、CPU温度は100℃まで上がった。 40Wに制限しても80℃台まで上昇した。最終的に30Wまで下げたところ、60℃前後で落ち着き、ファン音も静かになった。 この製品はPCというよりも、コレクターズアイテムの側面が強い。たしかにPCとして動作はするし、TDPを下げれば快適に使用できるかもしれない。しかし、42cm以上の大きさで、このような貧弱な冷却性能を正当化することは難しい。 Xyper PCの発売日は未定だが、Ryzen 7 7840HSバージョンは2024年8月に発売が予定されている。価格は約399ドルだが、おそらくメモリとストレージは搭載されていないものと思われる。 [Source: VideoCardz] |
Taki Udonによると、iGPUはRadeon 780Mが搭載されているため、ASUS ROG Ally Z1 Extremeモデルと同等のゲーム性能を備えているとのこと。ファンのうるささに目を瞑れるなら、性能は悪くありません。54W時のファン音は以下のような感じです。
FF15ベンチマーク(1080p、標準品質)の結果は、54Wで3394ポイント、30Wで3736ポイントと、なぜか30Wの方が高スコアを示しました。(参考までにROG Allyは、AC駆動で3600ポイント前後、バッテリー駆動で3550ポイント前後)
なお、このPCはTeslaが作ったものではありません。香港のXyber Teamが製造・開発したものです。