中国産グラボの新製品、GITSTAR JH920が登場。GeForce GTX 1050以上の性能と主張
GeForce GTX 1050以上の性能を謳う中国産グラボ、GITSTAR JH920が登場しました。海外メディアのWCCF TECHが報じました。
中国企業のGITSTAR社が、『JH920』というグラフィックスカードを発表した。このグラボはわずか30Wの消費電力で、NVIDIAのGeForce GTX 1050 (75W)よりも高速だという。また、AMD FSRもサポートする。 同社が公開したスペックシートには、VRAM 4GB GDDR6 64bit 96GB/s、動作クロック1.2GHz、演算能力1.2TFLOPSと記されている。しかし、使用されているGPUチップについては言及されていない。 また、対応APIは、OpenGL 4.0、Vulkan 1.1、OpenGL ES 3.2、OpenCL 3.0が記されているが、DirectXのサポートについては言及されていない。 インターフェイスはHDMI 2.0 x4。グラボサイズは173.29 x 126.35 x 41.89mmの2スロット仕様。 GITSTAR社によると2023年10月末に発売されるという。 [Source: WCCF TECH] |
中国産グラボというと、2022年に発売されたMoore Threads社のMTT S80を思い出します。MTT S80は、消費電力252W、日本円にして約38,000円でありながら、GeForce GT 1030 (30W)よりも遅いという酷いグラボでした。
それに比べてGITSTAR社のJH920は、消費電力30WでGeForce GTX 1050級と、中国産グラボとしては大きな進化を見せています。もちろん、GITSTAR社の言うことが本当であればですが。
ただ、WCCF TECHも指摘しているように、肝心のDirectXのサポートについて記されていないのが気になるところです。
GITSTAR社によると、販売価格はまだ決まっていないそうです。