チップセットの温度が100℃超え！？Gigabyte X870E AORUS XTREME AI TOPマザーボードで発生。原因は
『Gigabyte X870E AORUS XTREME AI TOP』マザーボードのチップセット温度が100℃を超えるという報告が出ています。その画像がこちら。
Gigabyte X870E AORUS XTREME AI TOP
チップセット温度が109.9℃
上記画像を投稿したのはRedditユーザーのXabiro氏。HWiNFOに表示されている『Chipset 2 (xHCI)』温度は、なんと109.9℃を示しています。
いったいなぜこんなにも高温になっているのか、その答えがこちら。
上部のチップセットとサーマルペーストがくっ付いていない
この写真でどういう状況かおわかりいただけたでしょうか。
マザーボードのヒートシンクを取り外したところ、上部のチップセットに、ヒートシンクのサーマルペーストが接触していない(浮いている)状態でした。
Xabiro氏の分析によると、PCIeリリースボタンのプラスチック部分が高すぎるせいで、ヒートシンクが上手く固定されておらず、このような状態になっているのではないかとのこと。
Xabiro氏はサーマルペーストとThermal Grizzlyのサーマルパッド『KryoSheet』を組み合わせて、ヒートシンクとチップセットが接触するように処置したところ、最大温度は65℃に収まったそうです。
Xabiro氏は「重要なのは、AORUSというプレミアムブランドで、EUでは1000ユーロ近くもするフラッグシップマザーボードでありながらこのような大きなミスを犯しているということです。品質管理はどうなっているのでしょうか。こうやって自分で不具合を修正しましたが、これで保証が無効になってしまったのかどうか気になります」と、製品に対する不満を述べています。
この報告はXabiro氏だけでなく、ほかのRedditユーザーRyanOCallaghan01氏も「なんてこった、私も同じ問題を抱えています。Chipset 2がほぼ100℃です」と報告しています。
これが一部ロットだけで発生している初期不良なのか、それとも『Gigabyte X870E AORUS XTREME AI TOP』で広範囲に発生している不具合なのかは定かではありません。
もし、同じように『Chipset 2』の温度が異常に高かったら、この症状を疑ってみてください。