Gigabyte製Intel 600 / 700マザーにDDR5メモリを壊す致命的な不具合。メモリが認識しなくなったり、XMPタイミングがおかしくなるなど
GigabyteのIntel 600 / 700シリーズチップセットマザーボードに、DDR5メモリを破損させる不具合が見つかりました。海外メディアのTom’s Hardwareが報じました。
中国Baidu(1 / 2)では、Gigabyte製のIntel 600および700シリーズチップセットマザーボード(Z690、B660、Q670、H610、Z790、B760)を使用すると、メモリがおかしくなる・壊れるという報告がいくつか出ていた。 報告によると、突然DDR5メモリモジュールの1つが検出されなくなったり、XMPプロファイルが1-36-104-194といったおかしなタイミングになったり、384GBという異常な容量が表示されたりするという。この不具合は1か月後だったり1週間後だったりランダムに発生する。 Gigabyteはこの不具合を認識しており、同社製Intel 600および700シリーズマザーボードユーザーに対して、BIOS/UEFIとGigabyte Control Centerをアップデートするよう推奨している。Gigabyteは中国bilibiliの同社アカウントで以下のように説明している。
Gigabyteによると、この不具合は、SPD書き込み保護を実装していないDDR5メモリを使用した場合に低確率で発生するという。しかし、なぜマザーボードやGCCソフトウェアがSPDを書き換えるのかということをGigabyteは説明していない。 [Source: Tom’s Hardware] |
Gigabyte製600 / 700シリーズマザーボードをお使いの方はお気をつけください。SPDファームウェアを再フラッシュすると直るとGigabyteは説明していますが、そんなことをできるユーザーがどれだけいるでしょうか。そもそも、メモリメーカーからSPDファームウェア自体が公開されていません。
bilibiliでも「どうやってSPDファームウェアを再フラッシュするのですか?」という質問が出ていますが、それに対してのGigabyteからの回答はありません。現状、メモリメーカーに送って修理してもらうしかなさそうです。