消費電力800W!?プロトタイプ版GeForce RTX 5090を入手した人物が現れる。製品版を上回る驚愕のスペック
プロトタイプ版GeForce RTX 5090を入手した人物が現れました。
プロトタイプ版GeForce RTX 5090を入手したのは中国語圏フォーラムChiphellのリーカーであるomonob氏。omonob氏は以下のように述べています。
GeForce RTX 5090のプロトタイプカードを入手しました。このプロトタイプは、AICメーカー(グラボメーカー)向けに設計された初期のエンジニアリングサンプルです。私の入手したカードのGB202-200-A1 GPUは2024年7月15日から21日の間に製造されたものです。 GPUコアはSMが一切無効化されていないフルスペック版で、192SM / 24576CUDAすべてが有効です。その他のスペックは、動作クロックがベースクロック2100MHz、ブーストクロック2514MHz、VRAMが32GB 32Gbps 2048GB/s、消費電力が800W、補助電源が16ピン(12V-2x6) x2です。 しかし、ドライバがありません。このプロトタイプを動作させるには570.12ドライバが必要です。570.12ドライバを持っている方はどうか助けてください。 ― Chiphell, omonob |
omonob氏はプロトタイプ版GeForce RTX 5090の基板写真も投稿していますが、そのほとんどはぼかされています。写真中央にはGB202-200-A1 GPUとVRAMが、そして右上には2つの16ピンコネクタが見えます。
omonob氏が入手したプロトタイプ版GeForce RTX 5090と、製品版GeForce RTX 5090とを比較すると以下。
プロトタイプ版 RTX 5090 | 製品版 RTX 5090 | |
GPU | GB202-200 | GB202-300 |
SM | 192 | 170 |
CUDA | 24567 | 21760 |
Boost Clock | 2514MHz | 2410MHz |
Base Clock | 2100MHz | 2010MHz |
VRAM | 32GB GDDR7 32Gbps 2048GB/s | 32GB GDDR7 28Gbps 1792GB/s |
Memory Interface | 512-bit | 512-bit |
消費電力 (TGP) | 800W | 575W |
補助電源 | 16ピン x2 | 16ピン x1 |
プロトタイプ版GeForce RTX 5090で一番驚く部分はやはりその消費電力でしょう。製品版GeForce RTX 5090でも575Wというコンシューマー向けグラボとしては過去最高の消費電力ですが、プロトタイプ版ではそれをぶっちぎる800Wという強烈な消費電力となっています。
16ピンコネクタ1本で最大600W、PCIeスロットからの給電で最大75W、合計675Wまでまかなえますが、プロトタイプ版GeForce RTX 5090を動作させるには全然足りません。16ピンコネクタが2つ搭載されているのも納得です。
そしてそのスペックにも驚かされます。プロトタイプ版GeForce RTX 5090はGB202 GPUのフルスペックとなり、CUDA数は製品版よりも12.9%多い24567基。さらにはGPUもGDDR7 VRAMも、製品版より高い動作クロックとなっています。
もし仮に、GeForce RTX 5090 TiやTITAN RTX Blackwellが登場することがあれば、上記のようなスペックになるのでしょうか。