GeForce RTX 5080の原価はGPUとVRAMだけで80%か。だからMSRPでの販売は難しいという
中国bilibiliにて、GeForce RTX 5080の原価に関して、あるグラボメーカーの話が公開されました。それがこちら。
グラボメーカー: 正直に申し上げますと、現在のところ、(GeForce RTX 5080を)NVIDIA希望小売価格(MSRP)で販売することは非常に難しい状況です。と申しますのも、GPUチップとVRAMのBOMコスト(製品製造にかかるコスト)が原価の80%を占めているからです。(※筆者注: ここで言う『原価』は文字通りに『原価』です。MSRPのことではありません。勘違いしそうなので一応) GPUクーラーとパッケージングだけで数十ドル、場合によっては100ドル近くかかります。 そのため、現時点では、NVIDIA希望小売価格に少し上乗せして、残りの製品はOCモデルとして販売する方針です。 (【原文】 实话实说现在的MSRP工厂很难执行,一个芯片显存BOM成本占了成本80%,我们一套散热器+包材成本也要几十刀快一百刀了,所以现在市场政策就是上一点MSRP响应一下,剩下都要贴OC卖了) ― bilibili |
GeForce RTX 5080の原価が具体的にいくらかまでは明らかにされていませんが、グラボメーカーによると、GPUとVRAMが製品原価の80%を占めているため、NVIDIA希望小売価格で販売するのは難しいとされています。
先日、NVIDIAは、GeForce RTX 5000シリーズを希望小売価格で販売することに前向きな姿勢を示しました。それを実現するためにも、なんとか上手いこと、グラボメーカーとNVIDIA側で折り合いをつけてほしいですね。