RTX 4090、変換ケーブルを使わなくても12VHPWRが融解。ATX 3.0電源のネイティブ接続でも融解したとの報告
GeForce RTX 4090の12VHPWRコネクタが発火・融解する問題に、新たな進展がありました。残念ながら悪い方面で。
GamersNexusの調査によると、GeForce RTX 4090の12VHPWRコネクタが発火・融解する原因は『8ピン - 12VHPWER変換ケーブル』にあるとされていました。しかし、ATX 3.0電源から直接出ているネイティブの12VHPWRコネクタ・ケーブルを使用しても融解したとの報告が出てきました。
ATX 3.0電源のネイティブ接続でも12VHPWRコネクタが融解
上記写真を投稿したのはFacebookユーザーのRick TO氏。グラボはMSI GeForce RTX 4090 GAMING X TRIO 24Gを、電源はMSI MEG Ai1300P PCIE5を使用し、変換ケーブルは使わずにネイティブの12VHPWRケーブルで接続していました。
マザーボードの入れ替えのため、PCをバラした際に、グラボ側・ケーブル側、両方の12VHPWRコネクタが融解していることに気づきました。
報告はこれだけではありません。もう1件あります。
上記写真を投稿したのRedditユーザーのdommyowo氏。グラボはMSI GeForce RTX 4090 GAMING X TRIO 24Gを、電源はMSI MPG A1000G PCIE5を使用し、こちらも変換ケーブルは使わずにネイティブの12VHPWRケーブルで接続していましたが、ケーブル側の12VHPWRコネクタが溶けていました。溶け具合は比較的軽症で、不幸中の幸いにもグラボ側は溶けていませんでした。
いったい何が原因なのか、グラボなのか、電源なのか、あるいは電源に付属していた12VHPWRケーブルなのか、詳しい原因はわかっていません。いずれにしても、GeForce RTX 4090をお使いの方はお気をつけください。安全を考えるなら、NVIDIAからの発表があるまでは使用停止を推奨いたします。
今のところ、ATX 3.0電源のネイティブ接続で融解したという報告はこの2件だけのため、どこかしらに初期不良のあったレアケースかもしれませんが、気をつけるに越したことはないでしょう。