PCIe 4.0 x16とx8でグラボ性能はどれくらい変わる?GeForce RTX 4090で検証
PCIe 4.0 x16接続とx8接続とで、グラボの性能はどれくらい変わってくるのでしょうか。海外メディアのTechPowerUpがGeForce RTX 4090での検証結果を報じました。そのリザルトがこちら。
ゲーム25タイトルの平均
1080p Avg fps: x16 251.5 / x8 246.4
1080p Min fps: x16 178.6 / x8 174.3
ゲーム25タイトル、1080pでのAvg fpsは、PCIe 4.0 x16が251.5 fps、PCIe 4.0 x8が246.4 fpsと、その差は約2%。Min fpsはPCIe 4.0 x16が178.6 fps、PCIe 4.0 x8が174.3 fpsと、こちらも約2%の差。
この傾向は4K解像度でも同様で、2%程度の差を見せています。
RTX 4090 4K Avg fps: x16 143.1 / x8 140.3
RTX 4090 4K Min fps: x16 113.9 / x8 111.1
x16とx8とで差はあるものの、非常に少ない差となっています。
ゲームタイトルごとのフレームレート
上記はあくまでもゲーム25タイトルの平均。ゲーム1タイトルずつで見ていくと、もう少し差が大きいものもあります。例えば、Elden Ringやファークライ6。
Elden Ring 4K Avg fps: x16 112.4 / x8 105.0
ファークライ6 4K Avg fps: x16 122.9 / x8 113.5
Elden Ringが約7%、ファークライ6が約8%の差があります。
一方、The Witcher 3なんかは0.2%程度の差と、誤差の範囲レベルになっています。
The Witcher 3 4K Avg fps: x16 209.3 / x8 208.8
まとめ
結論をまとめると、平均で約2%前後、ゲームタイトルによっては数%のフレームレート差が見られるという結果となりました。
1 fpsでもフレームレートを稼ぎたい場合はx16接続が望ましいですが、ほかにPCIeの帯域を使用したい場合は、x8接続であってもゲームエクスペリエンスを大きく損ねるほどの低下はありません。
なお、これらのリザルトはあくまでもGeForce RTX 4090でのリザルトのため、そのほかのグラボでは結果が変わってくる可能性があることはご留意ください。