GeForce RTX 4080 SUPERに付属の12V-2x6アダプターに不具合。しっかり奥まで刺さらない危険な状態
GeForce RTX 4080 SUPERに付属されている12V-2x6 (16ピン)変換アダプターに不具合があると報告されています。
不具合を見つけたのはドイツメディアのigor’sLAB。igor’sLABによると、GeForce RTX 4080 SUPERに付属されている12V-2x6変換アダプターを使用すると、以下の動画のようにどれだけ押し込んでも「カチッ」と鳴るまで奥まで刺さらなかったとのこと。また、その状態だと、少し引っ張っただけで簡単に12V-2x6変換アダプターが抜けたとのことです。
この状態はいわゆる半差しになっている恐れがあるため非常に危険です。16ピンコネクタ(旧12VHPWR)の半差しはコネクタが融解する恐れがあると以前からNVIDIAにより注意喚起されています。
igor’sLABは計20回ほど抜き差しをすると、わずかに「カチッ」という音がしてなんとか奥まで刺さり、抜けにくくなりました。その一方で、GeForce RTX 4080 Founders Editionに付属していた変換アダプターで試してみたところ、こちらははっきりと「カチッ」という音がしてしっかりと刺さりました。以下はGeForce RTX 4080 Founders Editionの変換アダプターでの動画です。
igor’sLABは、GeForce RTX 4080 SUPERに付属されている12V-2x6変換アダプターの品質が悪いことを指摘しています。また、挿し込むときは「カチッ」という音が聞こえて、簡単に抜けなくなっていること確認するよう注意喚起しています。
もし、数回試してもきちんと奥まで刺さらなかった場合は、グラボ本体のコネクタピンを破損させてしまう恐れがあるため、別の12V-2x6変換アダプターを用意するか、製品自体を返品することをおすすめしています。
なお、この不具合の影響範囲は不明です。igor’sLABが運悪く不良品を引いただけなのか、それとも広範囲に影響を及ぼしているのかは現時点では定かではありません。いずれにしても、GeForce RTX 4080 SUPERだけに限らず12V-2x6 / 12VHPWRコネクタに接続する際は、「カチッ」と鳴るまで奥まで差し込んで、簡単に抜けない状態になっているかを確認することを強くおすすめいたします。